ナデシコ用語辞典 マ行

マキ・イズミ【izumi_maki】

出典:TV・劇場版
分類:駄洒落師
パーソナル・データ
  性別:女性
  年齢:18歳(TVシリーズ時)
  身長:177cm
  体重:56s
  スリーサイズ
  B:86 W:60 H:88
  家族構成:漫才師の両親が健在
  趣味・特技:
  好きな食べ物:おはぎ・いなりずし
  嫌いな食べ物:トコロテン

 スバル・リョーコが回収したコンテナの中から颯爽と現れたエステバリスパイロット。
 長身長髪の美人。一見暗そうなキャラクターだが、会話中に突発的に思いついた駄洒落を披露しては悦に浸る奇天烈な性格。そのセンスは先鋭的過ぎ、聞いた者はゲンナリするか苦笑するかスルーすることしかできない。しかし自分が面白ければ良いらしく、他人の評価が寒いものでも(というかうけた事がない)でも気にしていない。両親が漫才師なのが駄洒落好きになった理由か。
 パイロットとしての腕は第一等、危機的状況に陥った場合には奇天烈な性格から非常にクールな戦士に変貌する。アマノ・ヒカルはその変わり様を「ハードボイルドぶりっ子」と称している。
 TV版時18歳という若年だが、過去に二度婚約者を失うといった暗い過去を持ち、自身を不幸を呼ぶ女だと自嘲する。イズミの特殊な二面性の原因の一つといえるかもしれない。
 戦後は世界各地を放浪して怪しげな武術や駄洒落の修行を行い、BAR花目子の雇われママを勤め、劇場版ではその変人ぶりに一層磨きをかけて再登場。ナデシコCに向かうシャトルの中では、アマノ・ヒカルと共にウクレレ片手にその『余裕』を他のクルーや視聴者に見せ付け、火星の空では何時もの漫才を行いながらも北辰六人衆を圧倒した。
魔女【majo】

出典:劇場版
分類:遠吠え

 劇場版クライマックスで火星の後継者将校がホシノ・ルリに吐いた暴言。
 新たなる秩序がもうすぐ始まると思っていた矢先に、その理想が殆ど反則と言えるシステム掌握によって無残に崩されてしまった彼からすれば、確かにルリは魔女かもしれない。
マジン【majin】

出典:TV・劇場版
分類:機動兵器

 ジン・タイプの一つ。ウミ・ガンガーを模して開発された超大型の人型兵器。
  繰り出す技もほとんどウミ・ガンガーに準拠しているという徹底ぶりだが、三つ目の凶悪な悪役面はあまりウミ・ガンガーらしくない。
 第13話にて初登場。月臣元一郎が搭乗し、白鳥九十九が搭乗するテツジンと共にアトモ社実験施設のチューリップから襲撃。ナデシコのエステバリス部隊を苦しめた。
 戦後木連軍が統合軍に編入されてからは、戦艦とエステバリスの重力波ビーム供給の中継点を担わせるなど、新たな戦術が生み出される。
 マジンをさらに大型化し、武装を強化したダイマジンという上位機種が存在する。  
祭り-戦い-【matsuri_tatakai】

出典:遊撃宇宙戦艦ナデシコ
分類:BGM

 ドラマCD遊撃宇宙戦艦ナデシコに使用された戦闘曲。
 演奏には日本の伝統楽器と洋楽器の両方が用いられており、大和を初めとした独特の世界観を持つ本作品の雰囲気にマッチした、曲名の通り祭りと戦いを連想させるテンポの良いナンバーとなっている。
松澤由美【yumi_matsuzawa】

出典:TV・劇場版・遊撃宇宙戦艦ナデシコ
分類:歌手

 女性歌手。『YOU GET TO BURNING』『ROSE BUD』『Dearest』など、ナデシコのテーマソングの多くを歌い上げている。
 ちなみに、YOU GET TO BURNINGは彼女のデビュー曲。  
味覚【mikaku】

出典:劇場版
分類:感覚器官

人間の五感の一つ。味を感じる感覚のこと。甘味・塩味・酸味・苦みなどの基本感覚がある。
 食べ物を摂取し、唾液に溶けた食べ物の成分を舌の表面の味蕾という組織が感知し、脳に伝達することで人は味を感じることが出来る。
 テンカワ・アキトは生体実験により脳に重大な障害を負い、感覚器官の中でも特に味覚に酷いダメージを受け、料理を作れぬ身となってしまう。
ミスマル・コウイチロウ【kouitirou_misumaru】

出典:TV・劇場版
分類:親父

 カイゼル髭が特徴的なミスマル・ユリカの父にして連合宇宙軍提督。巷ではサ○ーちゃんのパパとも呼ばれる。
 その顔貌は歴戦の猛者その者であり威厳に満ちているのだが、男手一つで育ててきた娘ユリカの事になると、途端にその威厳も何処かに消え失せてしまう親馬鹿でもある。  その立場上、幾度か娘と対立する。しかしアカツキ・ナガレが正体を暴露しナデシコを占拠した際には、ネルガルの謀略について遠まわしにアカツキに問い詰め、戦闘発生時にはユリカを助け道を指し示した。

 戦後、アキトとユリカの結婚に猛反対し、紆余曲折の果てにアキトとラーメン勝負を繰り広げ、やむなく結婚を認めることに。その後は連合宇宙軍総司令に昇任。参謀のムネタケ・ヨシサダらと共に落ち目の宇宙軍を支えていくことに。
 劇場版ではユリカの墓参りをするシーンから登場。劇中でこそ語られなかったが、アマテラス内部でユリカの姿が発見されたことを知ったときの彼の心境はいかがなものだっただろうか。
ミスマル・ユリカ【yurika_misumaru】

出典:TV・劇場版
分類:ヒロイン

 TVシリーズのヒロイン。主人公テンカワ・アキトの幼馴染にして、機動戦艦ナデシコの艦長を務める若干二十歳の天衣無縫のお嬢様。
 連合大学の戦術シミュレーション学科を首席で卒業する程の逸材。しかし周囲からミスマル家の長女としてしか見られないことに不満を感じ、自分らしく居られる場所を求めて軍ではなくネルガルのスカウトに応じることになる。
  性格は純心にして無邪気。しかし思い込みが激しく、幼馴染にして恋人(ユリカ談)のテンカワ・アキト絡みの話となると ボソン・ジャンプならぬクオンタム・ジャンプ(発想の飛躍)をしてしまう。腕は一流だが、その言動からクルーに呆れられることもしばしば。戦争を経験することにより、艦長として成長していく。

 戦後、父コウイチロウにアキトトの結婚を許可されなかったことにより壮絶な親子喧嘩を繰り広げ、引き取っていたホシノ・ルリを連れアキトの家に押し掛ける。その後アキトとコウイチロウのラーメン勝負により結婚までこぎつけるものの、新婚旅行に向かう途中で火星の後継者に拉致され、遺跡演算ユニットと融合、人間翻訳機にされてしまう。ボソンジャンプの正確な制御の為、アキトとの幸せな夢を見せられる日々を送るが、やがてルリたちナデシコCクルーによって救出される。数年ぶりに眼を覚ましての第一声が「皆、老けたね」というのはいかにも彼女らしい。しかし、肝心のアキトとの再会は叶わなかった。
六連【muzura】

出典:劇場版
分類:機動兵器 全高:4メートル
武装:錫杖.多連装ミサイルランチャー二基

北辰六人衆がそれぞれ搭乗する機動兵器。
夜天光同様、肩部に回転ターレットノズルが組み込まれており、さらに脚部がオミットされ、代わりにブースターノズルとライディングギアを持ち、全高4メートルの小型さも手伝い抜群の機動性を有している。
錫杖と胸部のバリアシステムは夜天光と同じ物が使用されている。
連携による波状攻撃でテンカワ・アキトに苦戦を強いるが、火星で増援に現れた独立ナデシコ部隊のエステバリス隊に全機撃墜される。
ムネタケ・サダアキ【sadaaki_munetake】

出典:TV
分類:人物

 呼んでも無いのにナデシコに参上した宇宙軍の軍人。
 特徴的なマッシュルームカットにオカマ口調と自己中心的な性格など、個性豊かなキャラクターで嫌われ役とお笑い担当を見事にこなすナイスガイである。
 軍の命令により、就航間もないナデシコを拿捕しようとするが失敗。しかし部下と共にナデシコを脱走し、その後軍と共同戦線を張ることになったナデシコに提督として再び乗り込む。
 物語中盤に機密漏えいの責任を負わされ――軍に切り捨てられた事に多大なショックを受け、何とか手柄を立てて挽回しようとするが叶わず、憔悴しきった挙句に錯乱。自らIFSナノマシンを注入して味方艦であるコスモスを破壊しようとエックスエステバリスで発進。自ら発射したグラビティブラストによって閃光に消えた。そんな彼も、若かりし頃は正義と理想を胸に抱いており、幼い自分と若い父が写った写真を手に取り、父の名を呟くシーンは彼の知られざる一面を垣間見せている。
メグミ・レイナード【megumi_reynard】 

出典:TVシリーズ・劇場版
分類:人物
パーソナル・データ
   性別:女性
   年齢:17歳(TVシリーズ時)
   家族構成:両親に姉が2人。実家は農家
   好きな食べ物:高級料理
   嫌いな食べ物:いわゆるゲテモノ全般(自身が作ったスタミナドリンクについてどう思っているか問いたい所である)

 首に巻かれたスカーフが女性らしいナデシコのブリッジクルー。
 職種は通信士。ナデシコ乗艦前は声優であり、その美声を買われナデシコにスカウトされる。艦内通信を一手に引き受け、艦内放送ではその美声で疲れきったクルーの心を癒す清涼剤として大活躍する。
 サツキミドリ二号の壊滅にショックを受けていたところ、同じ感情に陥っていたテンカワ・アキトに共感し、そのまま恋に目覚める。ミスマル・ユリカらと激烈なアキト争奪戦を繰り広げるが、戦争に傾倒していくアキトに落胆し、やがて自らアキトから手を引いてしまう。
 戦後は声優に復帰し、戦前以上の人気を得る。ソバカスも消え表情も大人びた印象で劇場版に登場。ホウメイ・ガールズらと共に特別ライブを慣行し、ナデシコを影からサポートした。
メルビル【merubiru】 

出典:小説 ルリの航海日誌(上)
分類:メーカー

ネルガル関連の下着メーカー。ナデシコの自販機にて当社の商品が販売されているが、ハルカ・ミナトには不評のようである。
木連【mokuren】

出典:TV・劇場版
分類:共同体

 正式名称『木星圏ガニメデ・カリスト・エウロパ及び他衛星小惑星国家間反地球共同連合体』。木星圏に存在する、地球連合に属さない国家。2195年に無人艦隊を用いて火星へ侵攻。地球連合と2年間に及ぶ戦争を繰り広げ、2198年に発生した『熱血クーデター』と呼ばれるクーデターを経て地球連合軍と休戦条約を結ぶ。

歴史

 木連の起源は22世紀初頭にまで遡る。当時活発になっていた月独立運動を潰す為に、地球連合は裏工作を実行。独立運動を行っていた一派は共和派と独立派に分割された。木連人の祖先は、抗争に敗れた独立派の生き残りである。月を追われ、逃れた火星をも追われて木星圏へと行き着いた彼らは、そこで火星でも見つけた古代文明の遺産を発見。地球の物を上回る高度な技術を手に入れ、木連を建国した。
 本編に登場する木連人はその全てが日本名を持つ日系人であることから、独立派の大部分は日系人だったと推測される。

軍事力

 木連の人口及び国家規模は地球に比べ遥かに小さく、人手不足解消の為に木連軍の大部分は無人艦隊によって構成されている。保有兵器には古代文明の技術が多用されており、戦争初期において小型無人兵器は地球の戦闘機を翻弄し、戦艦はグラビティブラストとディストーションフィールドによって無敵を誇った。
 休戦条約締結後、一部の木連軍は統合軍に組み込まれ、宇宙軍側にも秋山源八郎などと言った軍人達が籍を移している。

聖典

 木星連合では100年以上前に製作されたアニメ「ゲキ・ガンガーV」が聖典として扱われている。これは、当時地球を追われ逃亡を余儀なくされた木連の先祖達が、唯一持ち出すことのできた映像ディスク、すなわち娯楽がゲキ・ガンガーVであった為。木連人の殆どがこの作品を信奉・絶対視し、生活・軍事の至るところにゲキ・ガンガーの影響が見受けられる。
木蓮【mokuren】

出典:なし
分類:植物

モクレン科の落葉低木。ナデシコの世界の艦艇は花の名前が付けられるが、やはり木連も木蓮とかけているのだろうか。
木連式抜刀術【mokuren_siki_battou_jutu】

出典:劇場版
分類:武術

 木連に伝わる抜刀術の名称。
 抜刀術とはいわゆる居合の事で、刀を鞘に収めた状態で敵と向かい合い、抜刀する動作で切りかかる武術を指す。その動きは正に神速。
 抜刀術は暗殺剣にあらず。邪に染まりし剣は、月臣元一郎には通じない。
木連式柔【mokuren_siki_yawara】

出典:劇場版
分類:武術

木連人に伝わる柔術の名称。
劇中で月臣元一郎が使用し、北辰六人衆の1人を倒している。